(Part1と言っているけど、Part2が書かれる可能性は3%くらい)

ご無沙汰しております。

晴れてIoTスタートアップのCOO(最高執行責任者)になれて1年が経ち、多くの良いことが起こりました。

  1. 数多くの企業との提携をまとめることが出来た。
  2. 売上は億単位になった。
  3. 会社を代表してインタビューをされることも増えた。
  4. 部下ができた。
  5. 役職名を見てお客さんからうちに来てくれる(笑)
等々、世界をもっと良くするということに向けて全力で仕事に当たれており非常に充実した毎日を送っています。

しかしながら、良いことの裏返しで悩みも増えてくるもんです。


  1. 数多くの企業との提携をまとめることが出来た。
  2. 売上は億単位になった。
例えばコレ。色々なご縁が重なって会社がとても成長してきているのは確か。そして、まだまだ市場が立ち上がりつつある段階なので伸びられる。

しかし営業部隊の悩ましいことで、お取引や案件が増えることでやることも増えてくるので人手が不足する。

だから、もっと人を増やして成長曲線をより大きくしていこう!と考えるわけで採用に走るのだが、実は全然雇えない。中々良い人に出会えない。

最終的に

「俺があと6人いればいいのに」

というような勘違い甚だしい愚痴をこぼす結果になる。
本当は若干26歳の自分より出来る人なんて沢山いるとわかっていて、そういう人に入って欲しいと思っているのだけど。

僕達のようなフェーズでは一口に「売る」と言ってもお客さん1社1社に商品を紹介するのではなく、新事業企画を練りながら一緒に成長する未来を作るような営業の仕方が求められる。

そしてこういった仕事では一般の営業スキルとは別に下記の能力が必要だと考えている。
  • 未来の予測力
  • センス
  • 情熱
未来を高い確度で予測出来る人材でなければ、スタートアップに目が向くことはないだろうし、先々を見据えた提案は出来ない。

予測した未来の中で一番伸びしろがあることを選び抜き、必要なことを取捨選択するセンスが無ければ、「確かにありそうだけど、意味ないプロダクトやサービス」が出来上がってしまう。

そして、スタートアップとは要は誰も通ったことのない道を、懐中電灯もなく手探りで突っ込んでいくようなものなので、情熱がなければ実力やセンスがあっても続かない。

だから上記スキルをアピールしている人を探すのだけど、殆どいない。
おそらく、そこに目を向けている人が少ない。

それによって何が起こるか?

採用面談を行う中で、とても営業スキルが高い人はいても、「採用」出来ないのである。

僕は実力そのものよりも、「この人は、新しい未来を作りたいと思っているか?」を判断軸にするわけだけど、そういうことをアピールしてくる人は案外いないのである。


ここで言う未来は、社会的な未来と、個人的な未来(キャリアプラン)が含まれていて、どちらでも良いのでそういうことをより良く変えていきたいというアピールしてくれる人がもっと多ければいいのにな、と思うのです。

逆にそういう人がいれば喜んで仲間に加わって欲しい。


そんな悩みがひとつ。

(Part2あるかなぁ)