ほんの10分くらい居眠りしたら、変な夢を見た。

第四練習室が楽器庫になる前で、白いドラムに俺が座ってて、江坂がギター持ってる。

ギターとベースが来てなくて、二人でベアフットを演奏。

それで、川崎先生が入ってきて、『もっかいやってみ?』って言って、俺は下手だから汗だくになりながらドラムを叩く。江坂はギター弾きながら歌う。

気がつくと、北島とそうまる先輩が扉から覗いてる。

演奏が終わると川崎さんは『悪くないじゃん』って言った。
北島とそうまる先輩が何か言いながら入ってくる。


そこで、この場面に見覚えがあることを思い出した。

あれはまだ、去年の2月くらいかな。8ビートが叩けるようになったけど、力んでて、一曲やる度に腕がパンパンになってたんだよな。

辛かったけど、楽しくてしょうがなくて毎日部室に通った。

音楽なんて全くわからない俺にボーカルもよく練習に付き合ってくれたし、同輩はみんなで色々教えてくれて、たまに外村先輩とかが来てくれた。

今考えても、物凄く幸せな環境だったな。かなり恵まれてた。

感謝しきれないわ。

今、なんでそんなこと思い出したのかわからないけど、これは忘れちゃいけない凄く大事なことな気がする。